笑いながら心が温まる、日本のコメディ映画は、ユーモアの中に人生の教訓や人間関係の奥深さを描き出します。結婚式のドタバタや政治の裏側、そして人生の新たな章を迎える人々の姿を通して、笑いあり涙ありのエピソードが展開されるのが特徴です。今回は、そんな笑いに満ちた日本のコメディ映画を厳選してご紹介します。観終わった後には、明るく前向きな気持ちになれること間違いなしの作品ばかりです!
紹介したい映画はまだまだあるので、順次追加していきます。お楽しみに!
お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方
- 監督:香月 秀之
- 出演:水野勝, 剛力 彩芽, 橋爪 功, 高畑 淳子, 松下 由樹, 西村 まさ彦, 石橋 蓮司
おすすめポイント
笑いと涙で描く夫婦と家族の絆のハートフルムービー
映画「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」は、笑いあり涙ありのハートフルなファミリームービーです。結婚50年を迎えた大原夫妻が、終活を通じて夫婦の絆や家族の在り方を見つめ直す物語が描かれています。橋爪功さんと高畑淳子さんが演じる熟年夫婦のリアルで愛らしい姿が、心に響く作品です。
この映画の魅力は、何といっても「終活」というテーマを通じて、普段なかなか考えることのない人生の終わり方や家族の絆について考えさせられるところです。熟年離婚寸前だった夫婦が、終活をきっかけに少しずつ心を通わせ、共に過ごす日々を大切にするようになる姿は、どの世代の観客にも共感を呼ぶでしょう。
また、名優たちの演技が、この物語を一層深く感動的なものにしています。橋爪功さんが演じる頑固で不器用な夫と、高畑淳子さんが演じる感受性豊かな妻の対比が、映画にユーモアと温かさをもたらします。さらに、剛力彩芽さん演じる娘の成長も見逃せないポイントで、家族全員が人生を見つめ直す姿に、観る者は心を動かされることでしょう。
「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」は、クスッと笑えて、ほろりと泣ける、心温まる作品です。家族や友人と一緒に安心して楽しめる映画として、ぜひおすすめしたい一本です。人生をどう過ごすか、家族とどのように向き合うかを考えさせてくれるこの映画を、ぜひご覧ください。
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ウェディング・ハイ
- 監督:大九明子
- 出演:篠原涼子, 中村倫也, 関水渚, 岩田剛典, 中尾明慶, 浅利陽介, 前野朋哉, 泉澤祐希, 佐藤晴美, 宮尾俊太郎, 六角精児, 尾美としのり, 池田鉄洋, 臼田あさ美, 片桐はいり, 皆川猿時, 向井理, 高橋克実
おすすめポイント
結婚式が舞台の笑いと感動が詰まった爆笑コメディ映画
映画「ウェディング・ハイ」は、結婚式を舞台にした爆笑コメディで、笑いの連続が止まらない作品です。新郎新婦だけでなく、参列者たちの熱すぎる思いが予期せぬ方向へ暴走し、結婚式は次々とカオスな展開に!しかし、その全てを巧みに仕切り、問題を解決していくのが、篠原涼子さん演じる敏腕ウェディング・プランナー、中越。彼女の奮闘ぶりが、映画全体にスピード感を与え、最後まで目が離せません。
この映画の魅力は、何と言ってもそのユニークな脚本です。バカリズムさんが手掛けた脚本は、笑いを誘う絶妙なタイミングと伏線回収の巧みさが光ります。最初はスローに感じるかもしれませんが、物語が進むにつれてテンポがどんどん上がり、後半は笑いが止まらない展開に。結婚式という人生最大のイベントを、これほどまでに楽しく、そして笑いに満ちた形で描けるのはさすがです。
また、結婚式にまつわる様々な人々の思いや、ちょっとした悩みがコメディとして描かれ、共感を呼び起こします。新郎が挙式の準備にぼやく場面は、男性なら誰もが「あるある」と思わず笑ってしまうでしょう。そして、結婚式が進むにつれ、思わぬ人物が活躍する場面が登場し、「なるほど」と唸らされること間違いなしです。
「ウェディング・ハイ」は、ただのコメディではなく、結婚式に関わる人々それぞれの人生の一面を描いた感動的な作品でもあります。笑って元気をもらいたい方や、結婚式の裏側に興味がある方には、ぜひ観ていただきたい映画です。結婚式の常識を覆す、笑いと感動の渦に巻き込まれてみてください。
記憶にございません!
- 監督:三谷幸喜
- 出演:中井貴一, ディーン・フジオカ, 石田ゆり子, 草刈正雄, 佐藤浩市, 小池栄子, 斉藤由貴, 木村佳乃, 吉田羊, 山口崇, 田中圭, 梶原善, 寺島進, 藤本隆宏, 迫田孝也, ROLLY, 後藤淳平, 宮澤エマ, 濱田龍臣, 有働由美子
おすすめポイント
三谷幸喜が贈る爆笑と感動のコメディ映画
映画「記憶にございません!」は、三谷幸喜さんが脚本・監督を務める、笑いと感動が詰まった最高のコメディです。物語は、史上最低の支持率2.3%を叩き出した嫌われ者の総理大臣・黒田啓介(中井貴一さん)が、記憶喪失になってしまうところから始まります。金と権力に目がなかった悪徳政治家が、記憶を失ったことで、善良で純朴な「普通のおじさん」に変わり、国政を取り仕切るという奇想天外なストーリーが展開されます。
この映画の魅力は、まず何と言ってもキャスト陣の素晴らしい演技です。中井貴一さんが演じる総理のコミカルなパニックぶりは絶妙で、観る者の笑いを誘います。記憶を失ったことで、彼が少しとぼけた感じで新しい自分に生まれ変わっていく姿は、まさにハマり役と言えるでしょう。
さらに、草刈正雄さんや佐藤浩市さん、ディーン・フジオカさん、石田ゆり子さん、小池栄子さんといった実力派俳優たちが脇を固め、映画全体にテンポの良い笑いを提供しています。特に、小池栄子さんが演じるキャラクターは、物語にさらなる面白さを加えています。
ただのコメディに留まらず、「人生はいつでもリセットできる」というメッセージが込められているのも、この映画の魅力の一つです。最後はハッピーエンドで、観終わった後には爽やかな後味が残ります。
「記憶にございません!」は、久しぶりに大笑いできるコメディ映画を探している方にぴったりの作品です。三谷幸喜さんならではのユーモアに満ちたストーリーと、豪華キャストの演技で、あなたを存分に楽しませてくれることでしょう。
コンフィデンスマンJP 英雄編
- 監督:田中亮
- 出演:長澤まさみ, 東出昌大, 小日向文世, 小手伸也, 松重豊, 瀬戸康史, 城田優, 生田絵梨花, 広末涼子, 織田梨沙, 関水渚, 赤ペン瀧川, 石黒賢, 梶原善, 徳永えり, 髙嶋政宏, 生瀬勝久, 真木よう子, 角野卓造, 江口洋介
おすすめポイント
笑いと驚きが詰まった最高の騙し合いエンタメ映画
映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」は、これまでのシリーズを愛してきたファンにとっても、初めて観る方にとっても、手に汗握るエンターテインメントが詰まった一作です。舞台は世界遺産の都市マルタ島・ヴァレッタ。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の三人が、亡き詐欺師〈三代目ツチノコ〉の称号をかけて壮大な騙し合いに挑みます。
この映画の魅力は、何と言ってもその巧妙なストーリー展開。誰が誰を騙しているのか、次に何が起こるのか、まったく先が読めない展開に引き込まれ、観ているうちに自然と笑顔になってしまいます。そして、最後に明かされる驚きの「種明かし」は、このシリーズならではの爽快感をもたらしてくれます。
また、豪華キャスト陣が織りなす絶妙な演技も見どころの一つ。ダー子、ボクちゃん、リチャードの三人だけでなく、シリーズを彩る名優たちが次々と登場し、物語をさらに盛り上げます。特に、リチャードの存在感や、思わぬ場面でのジェシーやスタアの登場は、ファンならずとも心に響くことでしょう。
この映画は、ただのコメディではなく、権力者や資産家を懲らしめるスリリングな物語が描かれており、爽快感と共に観客にカタルシスを提供します。また、エンドロール後にまで続く遊び心満載のサービス精神も見逃せません。映画が終わった後も、まだまだ楽しめる仕掛けが待っています。
「コンフィデンスマンJP 英雄編」は、笑いと驚きが詰まった最高のエンターテインメントです。豪華なキャスト、壮大なスケール、そして緻密に作り込まれたストーリー展開。観終わった後には、きっともう一度観たくなることでしょう。ぜひ、この騙し合いの世界にどっぷりと浸ってみてください。
宇宙人のあいつ
- 監督:飯塚 健
- 出演:中村倫也, 伊藤沙莉, 日村勇紀, 柄本時生
おすすめポイント
笑いと感動で描く家族の絆と奇想天外な物語
映画「宇宙人のあいつ」は、家族の絆と人間らしさをテーマに描かれた、笑いと感動が詰まった作品です。物語は、土星から地球にやってきた宇宙人が、23年間も真田家の四兄妹の次男・日出男として生活していたという奇想天外な設定から始まります。そんな彼が、地球を離れるまでの3日間で「やり残したこと」を果たそうと奮闘する姿が描かれています。
この映画の魅力は、まず何と言ってもキャスト陣の演技力です。宇宙人としてぎこちなくも心優しい日出男を演じる中村倫也さんの無垢な可愛らしさと、家族のために尽くす姿が観る者の心を掴みます。また、伊藤沙莉さんをはじめとする実力派俳優たちが織りなすテンポの良い会話劇が、笑いを誘うだけでなく、時折見せる感動的なシーンにも引き込まれます。
「家族って何?」というシンプルな問いに対して、長男の夢二が「自分よりも大切なものがあるってこと」と答えるシーンは、現代社会における家族の在り方を改めて考えさせられる名シーンです。兄弟たちが互いに助け合いながら、土星人の日出男を家族の一員として温かく見守る姿には、思わず涙がこぼれることでしょう。
さらに、この映画はただのコメディに留まらず、心に残るメッセージが詰まっています。笑いながら観ているうちに、気づけば心が温かくなり、日出男と兄弟たちの絆に感動を覚えることでしょう。重いテーマを扱わず、クスクス笑えるシーンが多いので、リラックスして観ることができるのもこの映画の魅力です。
「宇宙人のあいつ」は、奇妙な設定ながらも、家族の大切さや絆を描いた感動的な作品です。笑いと涙が交錯する中で、あなたもきっとこの不思議な家族の物語に心を奪われるはずです。安心して楽しめる映画をお探しの方に、ぜひおすすめしたい一作です。
極主夫道 ザ・シネマ
- 監督:瑠東東一郎
- 出演:玉木宏, 川口春奈, 志尊淳, 松本まりか, 吉田鋼太郎
おすすめポイント
笑いと人情が詰まった元極道のコミカルな日常劇
「極主夫道 ザ・シネマ」は、元極道の龍が家族と過ごす日常を舞台に、コミカルでありながらも人情味あふれるストーリーが展開されるエンタメ作品です。
この映画のおすすめポイントは、まず何と言っても龍を演じる玉木宏さんをはじめとする豪華なキャスト陣の絶妙な演技です。特に、キャスト全員がまるで演技を楽しんでいるかのような自然体のやり取りは、観ているだけで笑顔になれること間違いなし。滝藤賢一さんが武器を選ぶシーンや稲盛いずみさんが登場するスーパーの場面など、随所に散りばめられた笑いの要素が、映画全体を通して観客を引き込んでくれます。
また、家族で楽しめる内容であることも大きな魅力です。笑いあり、ちょっとした感動ありのストーリーは、老若男女問わず楽しめること間違いなし。キャラクターたちの掛け合いに、何も考えずに笑って過ごせるひとときが待っています。
「極主夫道 ザ・シネマ」は、シリアスな要素を感じさせない、純粋にエンターテインメントを楽しみたい方にぴったりの作品です。家族や友人と一緒に観ることで、より一層その面白さを堪能できるはずです。笑いと温かさが詰まったこの映画を、ぜひ楽しんでみてください。
おいしい給食 Road to イカメシ
- 監督:綾部真弥
- 出演:市原隼人, 大原優乃, 田澤泰粋, 栄信, 石黒賢, いとうまい子, 六平直政, 高畑淳子, 小堺一機
おすすめポイント
給食愛と青春を描く笑いと感動のコメディ映画
『おいしい給食 Road to イカメシ』は、1989年の冬、北の地に赴任した中学教師・甘利田幸男が、隠された目的である「イカメシ」を給食で味わうために奮闘する物語です。彼は給食を愛し、そのために学校へ通っている、と言ってもいいほどの情熱を持っています。生徒の粒来ケンとは、給食をめぐる密かなライバル関係にあり、毎日しのぎを削っています。一方、新米教師の比留川愛は、熱心に生徒と向き合う甘利田に憧れを抱き、彼の近くにいたいと願っています。
そんな中、学校が給食完食のモデル校に選ばれ、町長選挙を前に政治利用されようとする不穏な動きが起こります。給食への純粋な想いを持つ甘利田は、おいしい給食を守るために立ち上がります。そして、待ち望んだ「イカメシ」との頂上決戦の幕が上がろうとしています。
この映画は、誰もが共感できる給食エピソードを通じて、学校という特殊な環境での人間関係や成長を描いています。給食を企画・準備・調理する人々と、それを楽しむ生徒たちのドラマが織り成され、様々な年代の方々が色々な観点で楽しめる作品です。市原隼人さんが演じる甘利田先生の給食に対する熱い想いや、生徒との師弟愛、新米教師との関係性など、芯のあるストーリーが心に響きます。
観ていて、「給食がまた食べたい」「イカメシがおいしそう」「シリーズの集大成としてとても楽しめる」と思いました。
『おいしい給食 Road to イカメシ』は、給食への熱い想いと師弟の絆を描いた、笑いと涙が詰まった心温まるコメディ映画です。懐かしい昭和の雰囲気や給食の思い出を通じて、心が温まるひとときを過ごしてみませんか? きっと観た後には、あなたも給食や青春時代の話で盛り上がることでしょう。
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リバー、流れないでよ
- 監督:⼭⼝淳太
- 出演:藤⾕理⼦, ⿃越裕貴, ⾓⽥貴志, 久保史緒⾥(乃⽊坂46), 本上まなみ, 近藤芳正
おすすめポイント
2分間のタイムループが魅せる京都舞台のユニークなSF映画
映画『リバー、流れないでよ』は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」を舞台に繰り広げられるタイムループ物語です。2分ごとに時間が巻き戻り、同じ瞬間が繰り返されるという奇抜な設定が魅力で、観る者を飽きさせません。映画全体が「2分間」という短いスパンで繰り返される中、視聴者はその中に隠された深いドラマや心の動きを楽しむことができます。
この映画の最大の魅力は、なんといってもその独特なタイムループ設定です。2分という限られた時間を繰り返すことで、登場人物たちの感情や行動が微妙に変わり、物語が進展していく様子が圧巻です。また、ループするたびに起こるさまざまな「バグ」が、雪の降り方や宿の出来事とともに次第に異変を増していくのも、視覚的にも楽しめるポイントです。
さらに、京都・貴船の老舗旅館という美しい舞台が、静けさとともに物語に独特の雰囲気を与えています。ロケーションの魅力だけでなく、登場人物それぞれの感情が細やかに描かれ、まるでその場にいるかのような没入感を味わうことができます。狭い世界観で展開するタイムループものとして、非常に秀逸な作品に仕上がっています。
そして、タイムループという設定を活かしたユニークなカメラワークや演出も必見です。特に、主観カメラを用いた2分間のワンシーンショットは圧巻。映画全体が丁寧に作り込まれており、シンプルながらも観る者を惹きつけるパワーを持っています。
『リバー、流れないでよ』は、タイムループというSF的要素をシンプルかつユーモラスに取り入れながら、俳優陣の圧倒的な演技力と脚本の妙で観る者を引き込む作品です。京都の美しい風景と共に、2分間に込められた物語の深さを楽しめる、唯一無二の映画体験をぜひ味わってください。